path.resolveは危ない気がするのでpath.joinを使う

[Hiroshiba]

内容

VOICEVOXエディタ内では、path.join（パスの連結）で問題ない箇所でよくpath.resolve（パスの解決）が行われています。
path.resolveは後ろに絶対パスがあった時に予想外の挙動をするので危ない気がします。

join("hoge/fuga", "/piyo.txt")
-> hoge\fuga\piyo.txt

resolve("hoge/fuga", "/piyo.txt")
-> C:\piyo.txt

↑用のコード

import { join, resolve } from "path";

{
  const result = join("hoge/fuga", "/piyo.txt");
  console.log(`join("hoge/fuga", "/piyo.txt")`);
  console.log("->", result);
}
{
  const result = resolve("hoge/fuga", "/piyo.txt");
  console.log(`resolve("hoge/fuga", "/piyo.txt")`);
  console.log("->", result);
}

{
  const result = join("hoge/fuga", "..", "piyo.txt");
  console.log(`join("hoge/fuga", "..", "piyo.txt")`);
  console.log("->", result);
}
{
  const result = resolve("hoge/fuga", "..", "piyo.txt");
  console.log(`resolve("hoge/fuga", "..", "piyo.txt")`);
  console.log("->", result);
}

場所によっては後ろに絶対パスが来た時にそっちを優先して欲しいようなコードもありそうです。
パスを連結したいのか、そういう想定をしたいのかどっちかわからないので、パスの連結でいい時は連結の方が良さそう。

コード全体でだいたいpath.joinに置き換わったらこのissueはcloseして良いと思います。

Pros 良くなる点

コードの意図が分かりやすくなり、予想外の挙動をしにくくなりそう。

Cons 悪くなる点

結構考えるのがめんどくさくはある。

実現方法

コード全体でresolveで検索し、path.resolveのものを１つ１つjoinにして良いか考えて置き換えていく。
（Promise.resolveのコードもヒットするのでちょっと厄介）

その他